子供が風邪ひくと親としては心配ですよねー。
基本病院に行けばいいのですが、どうしても時間が取れないとか、今はまだ軽いけど行くと余計に悪化するのではないかと色々考えてしまうこともありますよね。
そんな時は市販で使える子供の風邪薬もあります。
よく見かけるのが、アンパンマンのデザインのムヒやジキニン、パブロンなどがあるかと思います。ですので今日はそのあたりについて書いてみます。
あくまでも、小さいお子さんの風邪などは医療機関受診が基本となります。
こういった薬は添付文章にも記載がありますが、2歳未満の乳幼児には止むを得ない場合のみ使用してください。
そのあたりをご理解下さい。
書く内容としては下記の内容を書きます。
[効能・効果]:こういうのに効きますよ~
[成分]:入っている成分
[医療用で言うなら]:成分が医療用にもある場合はそちらを記載します。もしかしたら飲んだことのある薬かもしれませんね。
[使用できる年齢]
[その他、印象]
ムヒのこどもかぜシロップ
[効能・効果]:かぜの諸症状
[成分]:アセトアミノフェン、メチルエフェドリン、クロルフェニラミン、ナンテンジツ流エキス
[医療用で言うなら]:アセトアミノフェン ⇒ カロナール(熱、痛みに)
メチルエフェドリン ⇒ メチエフ(咳、アレルギーに)
クロルフェニラミン ⇒ ポララミン(鼻水、アレルギーに)
[使用できる年齢]:生後3ヶ月以上
[その他、印象]:アセトアミノフェンが入っていることから痛みや熱に効きますね。もし、お子さんが風邪だけど熱はないようであれば、ムヒのこども鼻炎シロップのほうで十分対応はできると思います(鼻炎とは書いてますが、咳にも効きます)。
こどもは基本的に熱が高いですし、上がったり下がったりするので、医療業界ではあまり無理にカロナールで熱を下げなくていいというスタンスですので、鼻炎シロップでも十分と私は考えています。
クロルフェニラミンが入っていますので、眠気が出る可能性があります。風邪のお子さんは寝てもらったほうが治りやすいと思うので、問題はないと思います。
小児用ジキニンシロップ
[効能・効果]:かぜの諸症状
[成分]:アセトアミノフェン、メチルエフェドリン、クロルフェニラミン、無水カフェイン、カンゾウエキス
[医療用で言うなら]:アセトアミノフェン ⇒ カロナール(熱、痛みに)
メチルエフェドリン ⇒ メチエフ(咳、アレルギーに)
クロルフェニラミン ⇒ ポララミン(鼻水、アレルギーに)
[使用できる年齢]:生後3ヶ月以上
[その他、印象]:ムヒと主成分はほぼ変わりませんが、こちらは無水カフェインが入っています。コーヒーに含まれるカフェインとほぼ同じと考えてください。ただ、入っている量はコーヒー一杯よりかなり少ない量ですのでご安心下さい。
カフェイン(覚醒作用)が入っていることでクロルフェニラミンの眠気を抑える形となりますので、ムヒより眠気は出にくいのではないかと思っています。さらにカフェインには痛みを緩和したりする作用もあるので、痛みを抑える作用に関してはムヒよりあるかも。
パブロンキッズかぜ微粒
[効能・効果]:かぜの諸症状
[成分]:アセトアミノフェン、クロルフェニラミン、グアイフェネシン、チぺピジン
[医療用で言うなら]:アセトアミノフェン ⇒ カロナール(熱、痛みに)
クロルフェニラミン ⇒ ポララミン(鼻水、アレルギーに)
グアイフェネシン ⇒ フストジル(痰の絡む咳に)
[使用できる年齢]:1歳以上
[その他、印象]:ムヒとジキニンと違う点は、咳に関する成分が異なっています。ムヒやジキニンはどちらかというと痰が絡んでいない咳、パブロンは痰が絡む咳に効くという印象です。ただ、このパブロンのかぜ微粒は中が個包装で成分量が少し多く入っていますので1歳以上という形になっています。
カコナールこどもシロップ
[効能・効果]:かぜの諸症状
[成分]:アセトアミノフェン、メチルエフェドリン、クロルフェニラミン、デキストロメトルファン、グアヤコールスルホン酸
[医療用で言うなら]:アセトアミノフェン ⇒ カロナール(熱、痛みに)
メチルエフェドリン ⇒ メチエフ(咳、アレルギーに)
クロルフェニラミン ⇒ ポララミン(鼻水、アレルギーに)
[使用できる年齢]:生後3ヶ月以上
[その他、印象]:カコナールは咳にかなり効果があるのではないかと思っています。
メチルエフェドリンとデキストロメトルファンも入っていますので、まさに咳を抑える薬だと思います。グアヤコールスルホン酸には痰を切る成分ですので、痰にも対応できているかと思います。