ニキビ悩みますよね・・・
私も中学生のころニキビに悩んでました。。
額には出ていなかったのですが、ほっぺのところに出ていました。
当時はアロエが効くとか効かないとかありました。。
でも今は、治療の選択がかなり増えています。
皮膚科に行って治療もできますし、市販でスキンケア(医薬部外品でのすので医薬品ではないです)や市販薬がありますね。
どうしたらいいか悩んでいる方に、少しでも参考になる情報が届けられればと思います。
ニキビができるメカニズム
にきびができる原因はホルモンが関係していると言われています。
思春期になるとホルモンの分泌が増えたり、いろんなことにストレスを感じるようになると、皮膚の毛穴から皮脂が分泌されます。
そしてさらに毛穴がふさがると、皮脂を好むアクネ菌(基本常にいる菌です)が増えてきます。そうすることで炎症が起きます(赤くなる)。
ニキビはアクネ菌が増える前、つまり皮脂が詰まっている状態から、実際にアクネ菌が増えて炎症が起きた状態まで様々です。
ニキビの種類
白ニキビ:皮脂が溜まっている状態(あまり目立たないかな)
黒ニキビ:皮脂が酸化して黒くなっている状態(ちょっと目立つかな)
赤ニキビ:アクネ菌が炎症を起こしている状態(赤くてザ・ニキビていう状態)
黄ニキビ:炎症がさらに進行して膿が溜まっている状態(これも気になる)
おそらく思春期で一番気になるのが、
赤ニキビだと思います。
(大人になると今度はニキビの跡が気になると思います。ニキビ跡になってしまうと市販でどうにかなるのは難しいので、ここは皮膚科にご相談下さい。)
赤ニキビを抑える、もしくは白ニキビの段階から抑えることで、ニキビ跡も減りますので、きちんと治療していきましょう。
ニキビの治療法
ニキビの治療は塗り薬がメインになるかと思います。
そして、塗り薬は皮膚科で薬をもらうか、もしくは市販のスキンケア、薬で対応することになります。
皮膚科で治療
ニキビで受診した際にもらう薬としてはいくつかあります。そして医師によって治療に対する考えが違うので、皮膚科にかかった際はきちんと指示に従って下さい。
とは言え、薬について何も書かないと、ニキビで悩んでいる方の治療判断材料になりませんので、軽く書きます。
どれも夜使用する場合は、メカニズム(毛穴がふさがる)からも分かるように、お風呂上りなど毛穴が開いている状態で塗るのが良いと言われています。
抗生剤
抗生剤はアクネ菌に対する薬となります。
よく処方されるのが、アクアチム(ナジフロキサシン)、ゼビアックス、ダラシン(クリンダマイシン)あたりになるかと思います。
アクネ菌に対する薬ですので、赤くなっているところにポチっと点で塗るような形ですね。
ベピオゲル
[成分]
過酸化ベンゾイル
[特徴]
抗菌作用、ピーリング作用
[注意]
使用は面で塗る(抗生剤は点)。
効果が高い分、副作用(ピリピリ、痛い、乾燥など)が出やすいです。乾燥に関して保湿剤で多少軽減できるかと思います。
医師によっては皮脂が多い方は副作用が出にくいと考えるそうです。
また漂白作用があるので、色のついたシャツなどに着くと白くなるのでご注意下さい。
紫外線にもご注意下さい。
ディフェリンゲル
[成分]
[特徴]
ピーリング作用
[注意]
使用は面で塗る(抗生剤は点)。
こちらもベピオゲルと同様に効果が高い分、副作用(ピリピリ、痛い、乾燥など)が出やすいです。乾燥に関して保湿剤で多少軽減できるかと思います。
ベピオより副作用は出にくいような感じがします。
デュアックゲル
[成分]
過酸化ベンゾイル(ベピオゲル)
クリンダマイシン(抗生剤のダラシン)
[特徴]
抗菌作用、ピーリング作用
[注意]
使用は点で塗る(抗生剤が入っているため)。
ベピオを同じ成分が入っているので効果が高い分、副作用(ピリピリ、痛い、乾燥など)が出やすいです。乾燥に関して保湿剤で多少軽減できるかと思います。
エピデュオゲル
[成分]
過酸化ベンゾイル(ベピオゲル)
アダパレン(ディフェリンゲル)
[特徴]
抗菌作用、ピーリング作用
[注意]
使用は面で塗る(抗生剤は点)。
ベピオとディフェリンの同じ成分が入っているので、ピーリング作用は医療用医薬品の中では一番強いと思います。その反面、副作用も出やすいです。
市販スキンケア・市販薬
皮膚科に行くの恥ずかしい、時間がない、まだそこには手を出したくないと思っている方は市販のスキンケアや薬で対応することになります。
市販のスキンケアで有名なところがプロアクティブ、アクネホワイトニング、市販薬ではペアアクネ、アクネスあたりでしょうか。
プロアクティブ
サリチル酸を使用しています。
サリチル酸には殺菌作用はピーリング作用があります。ピーリング作用があることで、ベピオやディフェリンと同じ副作用がある可能性はあります。そして医療用医薬品としては発売されていないので、作用は医療用医薬品に比べれば下がると思います。でもその分、副作用は軽減できると思います。
特徴としてはスマートターゲットテクノロジーといって、毛穴の奥まで届くように設計しているそうです。
※米国のプロアクティブの成分は過酸化ベンゾイルで日本でいう先ほどのベピオゲルになります。
アクネホワイトニング
特徴としてはビタミンC誘導体を含有しているので、シミ、そばかすを防ぐのに有効かと思います。
ペアアクネクリーム
イブプロフェンピコノールとイソプロピルメチルフェノールが使用されています。
イブプロフェンピコノールは医療用にも使わていますが、炎症止め(赤みを抑える)となります。
一方イソプロピルメチルフェノールは殺菌作用を持っています。
よってピーリング作用は期待できないと思います。
メンソレータムアクネス
イオウを使ってます。イオウは古くから使われており、医療用医薬品としてもイオウカンフルローションとして処方されることがあります。
作用としては殺菌作用や皮脂の分泌を抑えたり、角質を柔らかくします。ただし、作用としては、すごくマイルドなイメージです。その分、副作用も少ない。
そのため、ニキビの初期にいいのではないかと個人的な意見です。
まとめ
まずは、皮膚科に行くか、市販でやるかを決めてください。
ヒリヒリが絶対嫌だとかあれば、まずは市販でもいいと思います。
もし皮膚科に行く場合は、医師の指示に従って下さい。(薬の情報は上記を参考に)
市販で進めるのであれば、個人的な考えとして、
初期のニキビ(白ニキビあたり)であればメンソレータムアクネス
毛穴の奥までしっかり届かせたいのであればプロアクティブ
せっかく塗るならシミも防ぎたいならアクネホワイトニング
赤ニキビピンポイントで治したいならペアアクネクリーム
といったところでしょうか。
皆さんのニキビが少しでも良くなることを願っています。